質問:お悩みママから
1歳5ヶ月の男の子です。人見知りが激しくて、
サロンやサークルなど外へでると
常に私の膝の上にいます。
他のお友達は次々とおもちゃを手に取り遊び始めるのですが、
それをじっと見ています。
私がおもちゃを手渡せば遊び始めますが、
私が少しでも離れると泣いてしまいます。
抱っこして一緒に遊びますが、やがて帰りたくなり大泣き。
友達と関われるよういろいろなところに参加していますが、
全然なれません。
いつか私から離れて
友達と楽しく遊ぶことができるようになるのでしょうか。
回答:さとう
1歳5か月では、まだまだお友達とうまく遊べません。
一般的に、お友達と遊べるようになるのは、4~5歳になります。
それまでは、お母さんをはじめとして、
大人とのかかわりが大切です。
また、まだまだ人見知りの時期でもあります。
人見知りをするということは、
「お母さんが大好きで、お母さんでなくてはいや」ということですから、
あなたが、子育て一生懸命している証拠です。
そうは言っても、わが子だけが
参加できない様子を見るのは、悲しいし
ママとしての自信がなくなりますよね。
あまり無理しないで、お子さんのペースに合わせてあげて下さい。
1つ提案です。
私たちのやっている「ばんびーに」には
色々なお子さんが来ます。
もちろん、なかなか参加できない子もいます。
私たちは無理をしません。
子どもは、一緒にできなくても
その場にいるだけで、たくさんのことを学んでいきます。
ですから、一度「ばんびーに」いらっしゃいませんか?
大丈夫。きっと一緒にできるようになりますよ。
質問:ぼちゃぼちゃママより
2歳の男の子ですが、「しつけ」はどのようにしてすればよいのでしょう?
回答:さとう
どのママも悩むことですね!
ところであなたは性善説をとりますか?それとも性悪説ですか?
子育てをするにあたって、
一度あなたのポジションを考えてみてはいかがですか?
性善説を取れば、もともと良いものを持って生まれてくるのだから、
それをそのまま伸ばしてあげればよいということになります。
性悪説をとれば、悪いものを持って生まれてくるのだから、
厳しくしつけて、曲がっている根性を真っ直ぐにしなくてはならないことになります。
私は、性善説を取っています。
長い歴史を通して、人間としてやっていいこと悪いことは
遺伝子に書いてあると信じています。
性善説は、子育てに関して日本古来の考え方です。
また、別の方向から考えると、子どもは(私たち大人もそうですが)
大人を見て学ぶことがほとんどです。
ということは、「~をしなさい」「~してはいけません」「~はこうすべきです」
という口で言うしつけは、必要ないと思っています。
挨拶をする子にしたかったら、あなたが挨拶をしてください。
靴をそろえられる子になってほしかったら、あなたが靴をそろえてください。
読書が好きな子にしたかったら、あなたが本を読んでください。
親切な子になってほしかったら、あなたが親切にしてください。
きれいな言葉を使う子になってほしかったら、あなたがきれいな言葉を使ってください。
子どもは、あなたの鏡です。
あなたが、見本を見せてあげて下さいね。
しかし、ついつい朝など、親の忙しい時間に見せてしまうことがあります。
出来るだけ子供が絶対に見たい番組はみせてあげて、
その間に家事などこなすつもりですが…
見る時間をコントロールするにはどうしたらよいでしょうか?
また、家事をするためにテレビの存在はおおきいのですが、
それは間違いなのでしょうか?
一人で見せずに飽きるまで一緒に付き合ってあげるべきでしょうか?
回答:さとう
子どもたちは、テレビやDVDが大好きですね。
家事をしなくてはいけない時間、
面倒を見てくれる人がいないときには、、
テレビやDVDに助けてもらってもよいのではないでしょうか?
実は、私も上手に利用してきました。
ただ、家事をするためとはいえ、午前中2~3時間、午後2~3時間、
夜2~3時間。
その間ずーとテレビやDVDに子守をしてもらうのは、
問題があると思います。
午前・午後・夜30分から1時間ほどだと思います。
子育て中は、思いっきり家事の手を抜いていいと思います。
間に合わないときや子どもの具合が悪いとき、
あるいは、ママが疲れていたり調子の悪いとき、
お惣菜に助けてもらうのもいいでしょう。
あまり汚いのは困りものですが、
ざっと掃除機をかけるくらいで、
「細かいところに多少ほこりがあってもよしとしましょう。」
これは、私が義母に言われたことです。
さて、見る時間のコントロールですが、
毎日のだいだいの日課があるといいと思います。
例えば ママ 子ども
6:00 起きる 起きる
~ 7:00 朝ごはんの用意・洗濯 テレビ
~ 9:00 一緒に朝ごはん・お片付け・お掃除・読書
~11:00 一緒に外遊び
~12:30 一緒にお昼を用意して食べる
~14:00 一緒にお昼寝
~16:00 買い物がてら外遊び
~17:30 夕ご飯の用意・洗濯ものの片づけ テレビ
~19:00 一緒に夕ご飯・お片付け
~20:00 一緒にお風呂に入って寝る など
おおよその日課があると、子どもは次に何をするかわかるので、安心します。
リズムのある生活をすることは、子どもの成長に大切なことです。
昔から「早寝早起き」と言われます。
成長ホルモンは、夜9時ごろから夜中の2時ぐらいに分泌されます。
しかも、この時間に眠っていないといけません。
まさに、「寝る子は育つ」です。
お子さんが、納得いくまで一緒に見ることはないと思います。
テレビやDVDも面白いですが、
子どもは、お母さんと一緒にすることの方が大好きです。
一緒にお菓子を作りましょう。
一緒にお掃除をしましょう。
一緒にお買い物をしましょう。
一緒に追いかけっこをしましょう。
一緒にお歌を歌いましょう。
一緒にご本を読みましょう。
テレビやDVDは、受け身なので、子どもの色々な能力が磨かれません。
テレビより面白いことがあることを教えてあげましょう。